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2008年5月 6日 (火)

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

こんばんは。今僕はまた新しいことを始めるので燃えています。何をするのかはまた報告します。健ちゃんです。

 

今日は映画を見に行きました。

あさま山荘事件のドキュメントです。

僕はこの事件について全然知らなかったので、見てみようかと思って。

 

内容は実に衝撃的でした。

共産主義という言葉に取り付かれた連合赤軍が生々しく描かれていました。

面白かったといえば面白かったですが、これが事実なら日本にかつてあった反乱とはかなりかっこ悪いなと思ってしまいました。

 

この映画を見ていて、いくつか思うことがありました。

一つは、「目的達成の為の手段がいつしか目的になってしまうと、その組織は崩壊へ向かう」ということ。

連合赤軍は歪んだ資本主義を倒すための革命を目指していたはずなのに、共産主義とはその為の手段であるはずなのに、いつしか共産主義という言葉にばかり囚われ、共産主義化できない仲間を次々と殺してしまうのです。

革命の戦力という観点でいえば、仲間を殺すなんてマイナス以外の何ものでもないはずなのに、目的を見失った組織はそれに気付かなかったのです。(実際は強力なリーダーに反抗できなかっただけだが・・・)

手段が目的に摩り替わるというのは、実はよくある話だと思います。

僕だって身に覚えがあります。

手段自体が実行困難な場合、人の思考がどうやってその手段を実行するかに移ってしまうのは当然といえば当然だと思います。

そして時間がかかればかかるほど、手段の実行によって達成したかった目的を忘れるのです。

これはつまり、手段をたった一つしか持たないのは危険だということです。

手段を何個か持っていれば、「これがダメならこれだ」という思考になります。

その先に目的を見ることも容易いはずです。

「目的を達成する為にはこの手段がいい。でもこっちの手段でもできる」というような思考を持っておくことが大事だと思います。

 

次に思ったのが、「人は何かと対立する時、はっきりと180度逆の考えを持とうとする」ということ。

政府のやり方が間違っているとしても、全部が全部おかしいってことはなかったと思います。

でも、連合赤軍は革命を謳っている立場もあり、政府のやり方を完全に否定しました。

もしかしたら180度違う考えで対立する必要はなかったかもしれないのに、そうしたのです。

これのメリットは、大袈裟な考え方を示すことで、その方向性がはっきりと示すことができるし、対立ポイントも明確になることです。

それを意識的に行い、実際には、対立している考えとの妥協点を探るとかならいい。

でも、意識的に出した極端な考え方にとりつかれてしまったのでは良くない。また目的を見失ってしまうと思います。

個人的には、少しの変化を望むのに大きい変化を目指すのは好きですが(それは、10を目指すことで7や8に到達すると思っているから)、それも必ずしもいいってわけではないんだなと知りました。

これからも極端な考え方を示すのはやめませんが、それはあくまで意識的にやってるんだということを忘れずにいたいと思います。

 

最後に、もう一つ大事なことを再認識しました。

それは、「リーダーの意思“だけ”で走る組織は暴走、崩壊する」ということです。

連合赤軍のリーダー格の二人は、自分の思想を押し付け、考え方の違う仲間を排除してきました。

その結果、組織に残った考え方はリーダーのもの以外にはなくなり、組織は事実上崩壊しました。

これは特に非営利組織にありがちなリーダーの陥る穴だと思います。

リーダーに熱意があればあるほど陥るのです。

リーダーは「自分が一番よく考えている」「組織について一番知っているのは自分だ」という自負が少なからずあり、それがメンバーの意見を軽視することにつながると思うからです。

常に自分を疑い、メンバーを尊重する態度がリーダーには必要なのだと思います。

 

この映画では「見失う」というキーワードを学ぶことができたと思います。

目的、理想、自分、仲間。

どれも見失うと危険なものだということを知りました。

僕は一人で突っ走ってしまうことがあるので、気をつけたいと思います。

 

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【見失う<みうしなう>】

《他五》今まで見えていたものが見えなくなる。

                                     ~広辞苑より~

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★★ 本日の英語 ★★

Today's the day for letting go of everything , we will watch the bridges burning to the ground.

DRIVING EAST「SOMEBODY GET ME OUT OF HERE」(アルバム「THE FUTURE OF THE FREE WORLD IS RIDING ON THIS ONE」)より

 

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コメント

>ヘヴンズキッチンさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

思考と実践のバランスか・・・。ホント気をつけましょうね・・・・・・・・・。

投稿: 健ちゃん | 2008年5月 8日 (木) 21時32分

読むのやめておこうかな?と思わせるタイトルでしたが、意外にも現在悩んでいることをズバリ分析、指摘される内容に同感しまくりました。お互い思考と実践のバランスに気をつけて頑張って行きましょう!

投稿: へヴンズキッチン | 2008年5月 6日 (火) 14時38分

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