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2008年10月 7日 (火)

便座をすぐに温める愚か者との終りなき戦い

僕が今の会社に入社して1年と半年が経ちました。

この1年と半年間、色々なものと戦いました。

基本的に怒りを原動力とする僕は、入社以来色々なものに怒りを覚えてきましたが、その中でも僕が一番怒ってきたのは「便座の温かさ」です。

 

昨今の日本では、ウォシュレットというものがかなり普及しており、うちの会社のトイレにも全て設置されています。

そのウォシュレットの機能の一つに、便座を温める機能があります。

これは冬場など、カバーをかけないと便座が冷たくなりすぎてとても座れないという時に役に立つ機能です。本来冬だけに活躍する機能です。

ところが裕福な日本では、より快適なトイレ生活を求めて、別に座った瞬間に「ひゃっ!」っとしないにも関わらず、便座を温める人が増えています。

僕はここに怒りを覚えるのです。

不快を避けるための便座温め機能ならまだ分かる。

いわば、足の不自由な人がエスカレーターを使って上のフロアに上がるようなものです。(ちょっと違うか)

でも、「快適」を求める便座温め機能は絶対にいらないと思うのです。

節約するならここだろうと思うのです。

そこで僕は入社以来、この便座温め機能のスイッチを切り続けてきました。

夏のくそ暑い日に最高温度に設定されていた時は舌打ちなんぞもまじえながら。

ところが来る日も来る日も、便座温め機能はONに変えられていました。

何も考えていない人が己の快適さだけを求めて便座温め機能をONにするからです。

これではきりがありません。

そこで僕は作戦を変えることにしました。

「切る」のではなく、「弱める」作戦です。

ようは気付かれないように節約しようということです。

スイッチを切り続けることで、僕の思いを伝えようと思っていましたが、それが難しいようなので、もう便座温め機能を使いたい人には使わせる。

でもその温度をさり気なく下げるのです。

切ってしまうと、次使う人が極端に温度を上げることが考えられ、実際の節約効果としては逆効果だったかもしれない。

でもさり気なく下げれば、きっと温度が若干低いことには気付かないし、気付いても許容範囲だと思われるので、若干ではありますが節約に成功することができるのです。

大きな変化は望めませんが、現実的にはこの方法がいいと判断しました。

 

これは環境問題全体を考える上で重要なことだと思っております。

「地球に悪いものを全部なくそう」という思想には誰もついてきませんが、「あまり自分の生活に影響のない範囲で環境問題に取り組もう」なら共感してもらえることでしょう。

期待しうる最大効果は小さいものになってしまいますが、成果を残すのは後者なのです。残念ながら。

でも大事なのは目的であり、環境問題における目的とは地球環境を改善し、人間が住みよい地球にすることであるので、成果を残しやすい現実的な方法を選ぶ方がいいんだと思います。

 

僕も便座をすぐに温める愚か者と終りなき戦いを続けていたら、結局は何の成果も残せないなんてことになっていたのだと思います。

信念は大事ですが、現実も大事だということです。

 

ではまた。

 

 

 

 

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