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2008年11月27日 (木)

個人情報を教えることで得られるメリット

昨日の更新で、交番に定期券を届けたことを書いた。

今日その落とし主から連絡があった。

というのも、お巡りさんから「落とし主から連絡先を聞かれた場合、あなたの連絡先を教えてもいいですか?」という問いに、僕は「別にいいですよ」と答えていたからだ。

若い女性には信じられないことかもしれない。

知らない人に、何の得もないと思われる人に対して個人情報を教えることなんて、何の意味もないように思えるかもしれない。

でも僕は違う思考をした。

たしかに電話番号や住所を教えることに抵抗がなかったわけではない。

特に住所に対しては。

実際僕には何のメリットもないように思えた。

でも僕は「相手が僕の連絡先を望んだ場合は、別に教えてもいいですよ」と答えた。

なぜなら、その方が楽しいからだ。

僕に連絡を取りたいと思うということは、おそらく僕にお礼を言いたいということだ。

そしてその55歳男性はおそらく近所に住んでいる。

ブラジルやアフリカの人ではない。

僕は、お礼を拒否する理由はないと判断した。

あえてお礼を言えという気はないが、お礼を言おうという人を拒否するつもりは毛頭なかった。

そういうコミュニケーションがあることは人生を豊かにすると僕は信じているし、何より僕は、個人情報保護個人情報保護と、やたらと個人情報の公開を避ける社会が嫌いだからだ。

だから僕は相手が望むならと思い、お巡りさんに教えてもいいと言っておいたんだ。

 

そんなわけでお礼の電話がきた。

55歳男性のその人は、仕事中で電話に出れなかった僕の携帯に留守電を残してくれており、そこでまずお礼を言っていた。

そしてまた電話すると残していた。

今日は取引先との飲み会だったんだけど、その途中で知らない番号から着信があり、たぶんその人だと思ったので、ちょっと失礼させてもらって電話に出た。もちろん店を出てね。

電話に出るとやはり定期入れの落とし主の人で、改めてお礼を言ってきた。

そして、落とした時、そしてその後の状況を説明してくれて、それによると、翌朝駅に行くまで定期がないことに気付いていなかったらしく、警察から連絡があって落としたことが分かったらしい。

それを聞いて僕は、「あー。良かった。これで僕がしたことが報われた」と思ったんだ。

というのもやはりどこかで、落としたところを持ち主が探しに来たのではないかと思っていて、僕のしたことはかえって迷惑なことだったのではないかと思っていたからだ。

だから僕はその人がそう言ってくれてとても嬉しかったんだ。

「ご丁寧にありがとうございます」と言って僕は電話を切った。

 

近年は個人情報についての扱いがやたらと警戒され、むやみやたらに個人情報を他人に教えるのは良くないとされている。

たしかにこれは難しい問題で、若い女性がストーカーされたりということもあるので、住所などの情報はむやみに公開するものではないと思われる。

でも、今回の僕の件で分かるように、個人情報を与えることで良い思いをすることもあることを忘れてはならない。

これは前にも言ったけど、物事にはメリットとデメリットが必ずと言っていいほどあるのだから。

 

メリットを取るのか、デメリットを避けるのか。

別に二者択一ってわけではないけど、ちゃんと考えたいよね。

 

ではまた。

 

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