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2008年11月16日 (日)

「裸の王様」(ビートたけし)

Photo ビートたけしの書いた「裸の王様」という本を読み終えた。

実に気持ちのいい本だった。

ここまで気持ちよく、そして面白く世の中を批判できる人はそうはいないと思う。

電車の中で読んでいてもつい笑ってしまったほどだ。

それほど気持ちのいい批判が詰まった本だった。

 

たとえば景気のこと。

不景気、不景気というけれど、ブランド品の購買は相変わらずだし、一体不景気って誰が言ってるんだとか。

あとは有機野菜って本当に体にいいのかっていう話とか。虫が付いてる野菜が嫌だから農薬が開発されたんじゃないのかってさ。

他にも面白い批判や、僕が考えた事もないことが書いてあり、とても面白かった。

今まで北野武ってよく分からない人だなーと思っていたんだけど、ちょっと好きになった。

今まで避けていた映画も今度見てみようかな。

 

ただ、僕は北野武に賛同できない部分もけっこうある。

例えば、日本が不景気だという話のところで、世界にはもっと貧しい国がたくさんあって、それに比べたら日本なんて裕福だ、みたいな主張があったんだけど、僕はそういう話は基本的にはしてはならないことだと思ってる。

そういう主張は本当に危険なんだ。

だって、隣に苦しんでいる人がいても、世界のどこかにはもっと苦しい人がいるんだから我慢しろっていう論理が通ってしまうでしょ。

そんなことを言い出したらもうキリがないし、そんなこと言われた人はもっと追い込まれてしまうでしょ。だからその考え方は嫌い。

世界の貧しい国を想うのは勝手だけど、それを日本国内に持ち込んではいけないと思う。

日本は日本なんだから。

 

まぁ僕と北野武の考え方が違うから何だって感じですからどうでもいいのですが、でも僕もこれくらい気持ちよく世の中を批判できる人間になりたい。

しかもユーモアを持ってそれができたらいいんだろうなーと思った。

 

北野武はすげえ。

 

↓MELODY FALL「フレンキー」

 

 

 

 

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