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2009年1月10日 (土)

侮辱会議

Photo 昨日は朝から会社へ行き17時半すぎまで働き、その後係長と飲みに行った。

 

会社で今変なプロジェクトが動いて、部の全員が参加している。

外部の会社の人が入っており、その人にいいように扱われている気がしていて、僕はこのプロジェクトが好きではない。舐められている気がする。

昨日その会議があったんだけど、実に居心地の悪い会議だった。

数年後のお客さん像を構築するという目的の会議で、具体的なお客さん像を思い描き、その人になりきって特徴なり考え方なりを作っていくというワークをやった。

僕は最初、架空の人物を作り上げようと思ったが時間がかかりそうだったのでやめて、名波になりきることにした。名波浩。引退したサッカー選手の将来像を想像した。

他の会議出席者が作り出したお客さん像とは全く違うものだった。

僕だけ明らかに違っていた。

きっと出席者の少なくとも一人は声には出さずともこう言っただろう。

「KY」

他の出席者の人は実にきれいな答えを用意していた。

きれいにまとまっていて、まるでテストの問題の正解を導くような人物像を描いていた。

「Aという性格の人はA'という行動を取る」という、論理的に見える人物像だ。

なんて面白くないんだろうとずっと思っていた。

キレイ好きな人が掃除道具にこだわるわけではないし、逆に全然掃除をしない人が通販やらで便利な掃除道具を購入したりする。

太っている人が必ずしも痩せたいと思っているわけでもない。

せったく具体的にお客さん個人をイメージするんだから、色々な人物像を出せばいいのに、出席者のほとんどが同じような感じの答えを出してきて、僕はとてもつまらないなと思った。

「だって実際のお客さんはこういう人なんだもん」と、誰か言うだろうか。

僕は名波がうちのお客さんであっても全然おかしくないし、実際にお客さんである可能性はあると思っていたから、なんか裏切られた気がした。

だから僕は会議への参加を途中からほぼ完全に放棄した。

くだらな過ぎた。

その後それぞれが作り上げた人物像を、出席者全員で一人の人物像にまとめていったわけだが、そうして出来上がった人物が実につまらない人間という感じの人で、お前らはこういう人にお客さんになって欲しいのかよと思った。

無欲。安定志向。保守的。

誰かを侮辱する会議なのかと勘違いしたほどだ。

もし実際に僕がこれを声に出して意見したらきっとこう返ってくるんだろうなとも思った。

「お客さんになって欲しい人じゃなくて、どういう人がうちのお客さんになるかでしょ」

それもなるほどと思う。

でも僕は、誰に使って欲しいかとかを考えていた方がよっぽど仕事は楽しいのではないかと思う。

僕は名波がお客さんならちょっとは張り切るはずだ。

 

 

係長とは初めてサシで飲んだ。

係長と言ってもまだ28歳の女性で、偉そうな雰囲気やいわゆる上司っぽい感じは出さない人だ。

係長にも先のプロジェクトでの一件を話してみた。

係長は面白いことを言った。

「みんな自分の将来を想像したんだよ。職業で派遣社員を想定していた人が多かったのは、今の仕事をずっと続けるのは辛いって知ってるから、派遣とかならいいかなって思ってるんだと思う」みたいなことを言った。

そうなのかと思った。

みんな自分の将来にはあまり希望を持っていないのかな。

実在する他人になり切ってしまった僕はどういうことなんだろうか。

よく分からん。

最近はもう何もかもよく分からないことが多く、僕は係長にも意味の分からないことをたくさん言った。

係長はしきりに言っていた。

「健ちゃんって面白いね~」

 

 

ではまた。

 

↓zebrahead「HMP」

 

 

 

 

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