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2009年4月21日 (火)

冤罪と死刑

1998年に和歌山市で起きた毒物カレー事件で殺人などの罪に問われていた被告の死刑が確定した。

被告は死刑確定後も無罪を主張している。

検察側から提出された証拠はすべて“状況証拠”だそうだ。

NHKの報道番組を観ていると、「被告がカレーを一人で見張っていたのを見た」という証言が何度もその状況証拠の1つとして取り上げられていた。

こんな証拠を報道するくらいだ。まともな状況証拠なんて実はないんじゃないかと疑いたくなる。

状況証拠なんて国家権力にかかれば簡単に作れてしまうんだ。

 

ただ僕が真実を知ることは、残念ながらない。

だから僕はこの判決を事実として受け入れなければならない。

でも僕は想像しないわけにはいかない。

もし被告の他に被告が主張するように真犯人がいて、被告は冤罪で死刑になるのだとしたら、こんな悲しくて虚しくて腹立たしいことはない。

理不尽さに頭が狂い、髪をむしり、爪を立てて壁を引っかき、地面に頭を何度も打ち付け、疲れ果てるまで叫び続けるかもしれない。

 

「何で俺が」

 

そういうことがあり得るということを、僕は考えていたい。

ただ刑が確定したから終わりっていう事件じゃない気がするんだ。

 

死刑制度。

殺して、はい終わり。

本当にそれでいいのか。

間違いを犯すかもしれない自分を、常に考えていなければならないのではないかと、僕は思う。

 

 

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