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2009年5月 3日 (日)

お巡りさんごめんなさい

Photo昨日は午前中は読書をして昼から出かけて夜は飲んで帰って来た。

 

昼から久しぶりに実家に帰り、明日からのキャンプのためにクーラーボックスを洗った。

僕が家に帰ると、両親はとても喜ぶ。家を出ているのは3兄弟のうちで僕だけだから、何か新鮮なんだろう。父は毎回、「お!?お前は誰だ!?ちゃんとインターフォン鳴らして入って来い!」と冗談を言う。僕は毎回、はいはい、と受け流す。そして、彼女はできたか、仕事はどうだ、と毎回同じ質問をする。僕はいつもと変わらない返事をする。できてないよ、ボチボチだよ、と。

 

 

その後府中に映画を観に行った。『クローズゼロⅡ』。

前作もかなり面白かったけど、今回のもそれに劣らず面白かった。変に前作と差別化をしていないところが良かった。良いものをそのまま殺さずに作った感じがした。

なんか会社では、同じものを作ろうとすると反発があるけど、何が悪いんだろうなぁ、と思う。良いものは良いもので、受け継げばいいじゃないか、と僕は思う。新しいものがいつも良いなんて限らない。新しいから良いってこともない。でも人は人生に退屈しているから、新しくて刺激のあるものを、ただ“新しい”ってだけで歓迎する。その時、大事なことはどこかにいってしまっている。それに、新しいことをやることは「挑戦」だと捉えられ、それは「成長」につながると信じられている。実際、そこにはどんな繋がりがあるのかよく分からないのだけれど、そう考えられている。海外に留学に行っただけで何かを学べると思っている中学生みたいだ。

まぁとにかく、『クローズゼロⅡ』は面白かった。

 

 

その後は友人と飲みに行って、2軒のはしごで僕は完全に酔っ払いと化した。実は今もほろ酔いって感じだ。たぶん1時過ぎまで飲んで今は朝の9時。

 

帰り、チャリで走っているとお巡りさんに止められた。今、僕のチャリのライトは死んでいるんだ。電池切れってやつだ。日本のお巡りさんはチャリに厳しい。それを見逃さない。

「はいはい止まって~。ていうかイヤホン!後ろから呼んでるのに聞こえてないじゃない!」

「あ、すいません。三鷹市○○の上杉健太といいます」

「え、あ、ん?もう1回言って!」

「三鷹市○○の上杉です」

「はいはい、三鷹市○○の上杉さんね。今日は仕事だったの?」

「いえ、今日は仕事ではありません。今日は土曜日ですから。いや、正確にはもう日曜日ですね。いずれにせよ、僕は土日に仕事はしません」

「ライト付けないとダメだよ~?」

「はい、すみません。他にも何かありますか?」

僕はチャリを降り、スタンドを上げてチャリを停め、両腕を広げた。

「さあ何でも調べてください。僕には何もありませんから。何もない僕が自転車のライトをつけなかったところで一体何が起こりましょうか。そうです。何も起きないのです。何もない僕がライトをつけなくても、何も起きないんです。ルールはルールで存在していますが、実際にはそれとは無関係に、何も起きないのです」

お巡りさんは無線の連絡を受けて、もういいよ、と言った。

お巡りさんは来た道を引き返し、僕はしばらくイヤホンを外したまま走り、その後でイヤホンを耳にして爆音のポップ・パンクを聞いた。耳からは陽気に悲劇を歌う奴らの歌が聞こえてきた。もうお巡りさんの声も届かない。僕の声がお巡りさんに届かなかったように。

日本のお巡りさんはチャリにしか興味がない。僕のことなんてどうでもいい。実際、僕は飲酒運転をしていたのに、そこはどうでもいいらしいのだ。繰り返しになるけど、日本のお巡りさんはチャリに厳しい。チャリ“にだけ”、厳しいのだ。

 

 

ではまた。

 

 

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