« 臭いは感染する | トップページ | 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(上)』 »

2009年6月18日 (木)

立派な小学生とダメリーマン

Photo 今日は朝から会社へ行き20時まで働いて帰って来た。

 

今日の午前中はずっと頭が痛かった。頭の中に石ころか何かが入ってるんじゃないかというくらいに、頭が痛かった。体の中に石のようなものができる病気があるというし、僕の頭の中に、石ころができたのかと思った。しこり。でも実際にはそんなことはなく、午後に入りしばらくすると痛みは消えていた。とにかく甘いものを摂取したのだ。僕はこの頭痛に糖分が効くことを経験的に知っているのだ。もう20年近い付き合いになる頭痛だ。物心ついた頃から僕たちは一緒なのだ。一緒に歳を取り、一緒に腐ってきた。頭痛が僕に付きまとうように、僕もまた頭痛に付きまとっているのだ。主体の問題だ。だから僕は、僕の頭痛のあらゆる性格を知っている。糖分が彼の天敵であることを、僕は知っているのだ。

こんな日に20時まで残業すると、とても疲れた。仕事が終わったから帰るのではなく、完全に頭が働かなくなったから、僕は帰った。時間も有限なら、僕の頭の体力だって有限なのだ。僕が限られた世界で生きている限り、仕事があるからといって働き続けるわけにはいかない。どうしても、そういうわけにはいかないのだ。

今日は家から駅まではバスで行っていたので、帰りもバスに乗らなければならなかった。帰りのバスをバス停で待っていると、前にも同じ場所で見かけた小学生がいた。時刻は20時半。きっと塾の帰りなのだろう。このバス停で母親が車で迎えに来るのを待っているのだ。彼の一日は、朝から学校へ行き、授業を受け、一旦家に帰り、学校の宿題を片付けお菓子を食べ、予習を済ませてから塾へ行き、また授業を受け、夕飯のお弁当を食べて帰るのだ。これは経験に基づく想像ではない。僕は塾というところへ通った経験が一度もないのだ。学校以外で授業を受けたのは、大学受験に失敗した上に高校を卒業してしまったがために行き場を失った僕を受け入れてくれた大手予備校だけだった。でもきっと当たらずも遠からずだと思う。そんな小学生と僕を比較すると、たぶん小学生の方が大変だろうな、と思った。でもそれは、僕には全く関係のないことだった。僕は、他人がどうだから僕もそうなるべき、とか、そういう考え方がとても嫌いなのだ。才能のある人。頑張ってる人。夢や希望に満ち溢れている人。そういう人を基準に世界を動かしてはいけない。そういう人は地球がなくてもやっていける。フワフワと宇宙を漂うこともできるし、月に住むこともできる。彼らに地球は不必要だ。重力から開放された彼らは、地球はただの球体でしかない。そんな人を基準に世界を動かすわけにはいかない。地球は、地に足をつけていないと生きられない人のためにあるのだ。重力に縛られた僕のためにあるのだ。リュックサックを背負った坊主頭の、西郷隆盛そっくりの小学生を見て、そんなことを考えた。

同時に僕は思った。僕にいつか子供ができたら、絶対に塾になんか行かせるもんか、と。僕は一度も塾には行かなかなかったのだ。「俺のようにはなるな」なんて教育はクソ食らえだ。

 

ではまた。

 

☆★本日の英語★☆

your style seems worthwhile

~THE OFFSPRING『VULTURES』~

《訳》おまえのスタイルは価値がありそうじゃないか

 

 

|

« 臭いは感染する | トップページ | 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(上)』 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/146160/30170367

この記事へのトラックバック一覧です: 立派な小学生とダメリーマン:

« 臭いは感染する | トップページ | 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(上)』 »