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2009年7月 9日 (木)

三田誠広『マルクスの逆襲』

を読んだ。
 
なかなか面白かった。資本主義の限界が見えてきた昨今だから、マルクスについてもう一度考えてみようという本だった。社会主義とは共産主義とか、今までよく分からずに資本主義の批判をしていたけど、ちょっと分かったような気がする。そして、マルクスの「貧富の差をなくす」という理念はとてもいい考え方だと思ったし、それが否定される今の世の中はやっぱ狂ってるんだな、と思った。社会主義とか共産主義とか言うと危ない人のように思われるんだろうけど、僕は何も危険な思想を抱いているわけではない。大金持ちがますます大金持ちになり、貧乏人がますます貧乏人になる世界をどうにかしようというだけじゃないか。資本主義というよりも、金儲け主義をぶっ潰す必要がある。ただ自分の利益しか生まないビジネス。そういうものが多過ぎるんだよ。何だよ先物取引って。この時代を疑うためにも、お勧めの本だ。
 
あとこの本には日本の社会主義者たちの話も入っていた。ようは全共闘のことなのだけど。なるほどな、と思えることもたくさんあった。難しく書いてあるわけでもないし、日本の歴史を軽く知る上でもいいのではないか。
 
では折り目を付けたページから一部を紹介。

 

(前略)

スミスはこうした重商主義を批判した。独占や買い占めによって儲けたところで、高値で商品を買わされた人々は損失をこうむることになる。誰かが得をしたぶんだけ、誰かが損をしているのだから、商売による儲けには意味がない。本当に意味があるのは、工業や農業による生産だけなのだ。経済の発展のためには、商人の利権を排除して、生産性そのものを向上させなければならない。

~三田誠広『マルクスの逆襲』より~

 

まぁこんなこと言っておきながら、今僕はまさに利益を追求しまくる民間企業で、その利益のために蟻の如く働いているわけだが・・・。工業でも農業でもない事業において。確かに、「俺のしてることは何か意味があるのだろうか」とはよく考える。まぁもうちょっとだけ待ってくれよ、マルクス。

 

マルクスの逆襲 (集英社新書 494B) Book マルクスの逆襲 (集英社新書 494B)

著者:三田 誠広
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ではまた。

 

 

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