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2009年8月31日 (月)

夏目漱石『こころ』

を読んだ。

 

面白かった。最初は、なんて退屈な小説だ、なんて思ってたけど、半分を過ぎたあたりからどんどん気になる展開になっていって引き込まれた。もし僕が“先生”だったら・・・。もし僕が“K”だったら・・・、と考えた。時代が違うからこの小説ほどの悲劇は生まれないとは思うけど、これは辛い。そしてたぶん、“先生”の立場の方が辛い。比較する必要なんてこれっぽっちもないんだけど、でも僕は、“先生”の立場を想像した方がしんどい。でもじゃあこの結果を避けられたかというと、たぶんそれは無理だったと思う。必ずそうなってしまうものなんだと思った。必ずそうなるもの。避けられないもの。そういう静かな悲しみが『こころ』にはあった気がする。

ではいつものように折り目をつけたページを紹介。

 

私を生んだ私の過去は、人間の経験の一部分として、私より外に誰も語り得るものはないのですから、それを偽りなく書き残して置く私の努力は、人間を知る上に於て、貴方にとっても、外の人にとっても、徒労ではなかろうと思います。

~夏目漱石『こころ』より~

 

「私を生んだ私の過去」

う~ん。深いねぇ。

 

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読んだ方がいいよ、これは。

 

 

ではまた。

 

 

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