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2009年9月25日 (金)

杉本裕明・服部美佐子『ゴミ分別の異常な世界 リサイクル社会の幻想』

を読んだ。タイトルの通り、ゴミやリサイクルについて書かれた新書だ。

 

正直言って、読み物としてはまったく面白くなかった。たしかにゴミ処理やリサイクルなどの実態について、データなども多く紹介して丁寧に書かれていたけど、何だか退屈な本だった。「しつこい」。一言でこの本を表すならこの言葉がいいだろう。

「ゴミ分別がゴミの減少につながるわけではない」とか、「リサイクル費用は高いからゴミとして処理した方が安い」とか、「リサイクル率とはゴミの総量における資源ゴミの割合というだけであって、どれだけリサイクル処理されたかの割合ではない」であるといった、すでに知っている内容も多かったことも、僕が退屈であった原因だとは思うので、もしかしたら人によっては新鮮な内容であるかもしれない。

とはいえ色々な自治体を取材しており、普通ならあまり分からないゴミ問題に関する自治体の見えない動きを知ることができたのは面白かった。興味深かった内容もある。

例えば、東京23区は、焼却炉の数に対してゴミの量が“足りなくなってしまい”、ゴミを集めることが焼却炉を運営する人たちの至上命題なんだそうだ。なんでも、ゴミの量が足りないと温度が上がりきらず、都市ガスを余計に使わないといけないらしい。なるほど。物事は単純じゃない。ただそもそも、焼却炉の数が多すぎるというのが根本問題だ。減らせばいいのに、これもまた色々なしがらみがあるんだろう。どうやらゴミ問題は、処理場を作るにしても壊すにしても、色々と大変みたいだ。

他にもゴミやリサイクルに関する様々なトピックが紹介されているので、興味がある人は読んでみても、まぁ損はないと、思う。うん、思う。

 

 

ではまた。

 

 

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