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2009年10月14日 (水)

スポーツでつながる

僕の出身高校で、僕が一番よかったと思うことは、クラスの最初の行事が「球技大会」だったことだ。これが最初にあることで、みんな一気に仲良くなれた気がする。いや、仲良くなれなくても、クラスメイトがどういう人かを知る上で、まずスポーツをするのはとてもよかったと思う。

大学でも似たようなことを感じた。僕はスポーツ科学部という学部の性格上、たくさんのスポーツ実習をした。サッカーをやったりテニスをやったりした。そこでたくさんの友達ができた。週に1度同じ授業を受けるという点では必修クラスと同じだったが、スポーツ実習を一緒にやった友達の方が断然仲良くなった。

これは僕がスポーツ大好き人間だからなのかもしれないが、スポーツの持つ長所の一つだと思う。スポーツは人と人をつなげるのだ。一緒に体を動かし、声を掛け合い、疲労を共にする。一緒に歓喜し、一緒に後悔する。あるいはスポーツをする人を応援する。指導する。スポーツをする人に憧れる。ときには敵視する。

スポーツはとても多様な人間関係を生み出すことができるのだ。人と人とのつながりだ。

高校や中学時代の一番の思い出で部活動を挙げる人は多いだろう。今付き合っている友人も、元々は部活動の仲間であったという人は多いはずだ。クラスメイトよりも、部活仲間の方が繋がりが続いてはいないだろうか。

僕はこれを地域に持ってくるべきだと思っている。学校は卒業してしまうし、会社も転職したり転勤したりが起こりえる。そこで得たつながりは残るかもしれないけど、確実に弱くなる。それは勿体無い。

だったら初めから揺ぎ無い地盤につながりを持てばいいのだ。

地域だ。どこにも行かない。

地元である必要はない。もちろん僕自身は「地元」というものを大事にしているし、人は基本的には生まれたところで暮らすべきだと思っている。なんとなく。国際化なんてあまり賛成できない。話が反れた。地域だ。

地元でなくても、今住んでいるところをもっと大事にする文化を作りたい。古き良き時代にはあったという地域の繋がりを、取り戻したい。

そうするにはどうしたらいいか。地域と繋がればいい。

そうするにはどうしたらいいか。みんなでスポーツをやればいい。

スポーツが嫌いな人はどうすればいいか。スポーツ以外の文化的活動を、誰かと一緒にやればいい。

じゃあ住んでいる地域じゃなくてもいいじゃないか。いや、それは違う。遠くでの活動は、それだけになってしまうのだ。例えば将棋仲間はできるかもしれない。でも大事なのは、その将棋仲間と酒を飲むことであり、子供のお守りを頼めることであり、道端でばったり会うことなのだ。生活を共にする感覚だ。

そういうつながりを作る場が地域にあると、僕たちは安心して生きていける。どんなに会社が辛くても、帰ってくれば周りには仲間がいる。休日のスポーツや文化的活動を楽しみに、元気に生きていける。帰る場所があるってのはそれだけで心強いものだ。

 

と、僕は信じている。

 

結局何なのかというと、景気が良くなっても楽しいかどうかは分からないけど、スポーツ振興が進めば、たぶん楽しい。

そういうこと。

経済的な豊かさばかりを追う虚しさを、たぶんそろそろみんな感じているはずだ。

 

 

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