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2009年11月23日 (月)

北川歩美『金のゆりかご』

を読んだ。

 

なかなかイマイチな小説だった。

早期幼児教育による天才児育成と、それに関連する壮大な陰謀。壮大なミステリーだった。

でも、それだけだった。

壮大で結末が分からないという点では、ミステリーとしてはいいんだろうけど、面白いかといえば別にそんなことはないし、感動もしない。ただ、一つ問題提起的なものはあるかな、とは思った。

子供への愛情の注ぎ方。

特に2人以上子供がいる親は、平等に愛情を注がなきゃいけない、と思いながらも、知らず知らずのうちに偏ってしまったりするだろう。これは仕方がないことだと思う。人間だもの。でも誰に愛情が偏るかというのは個人差。優秀な子に偏ることもあれば、逆に手の掛かる子に偏るということもあるだろう。男とか女とか、血の繋がりとか、容姿とか、そういったことも偏りの要因になるかもしれない。

『金のゆりかご』では、天才を溺愛する男が原因で事件が起こる。天才に憧れ、天才を作ろうとする。天才のためなら、天才でない人間が犠牲になるのを良しとする、狂人が引き起こした事件。これは極端な例なのだろうけど、きっとあることなんだろう。誰だって、自分の子どもが人よりも秀でていれば嬉しいだろうし、ちょっと調子に乗ってしまうくらいはある。

そういう意味でいえば、誰でもあの狂人になる可能性はあるんだと思う。

 

実際僕は、自分の子どもが出来たら天才に育てたい、と公言している。僕のはスポーツの天才。できればサッカー。でもだからって何か特別なことをやらせるってわけじゃないけど、もし二人以上の子を持つことになった場合、もしかしたら運動能力の優れている方に愛情を傾けてしまう可能性は、否定できない。気をつけよう。まぁ結婚してから言えよって感じだが。

 

 

ではまた。

 

 

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