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2010年2月16日 (火)

大野芳『死にざまに見る昭和史 八人の凛然たる<最期>』

を読みました。

 

面白いか面白くないかで言えば、面白くはなかったです。

この本では8人の人物を取り上げて、その人がどう生き、どう死んだのかを、定説に捉われない形で説明をしています。山本五十六など、知っている名前もあれば、その他はほとんど知らない人たちの話でした。

昭和、とりわけ戦時中から戦後までには特に興味がありますが、この本で面白かったのは正直特攻で死んだとされている人たちの話だけでした。特攻(戦争)については、関連書物を読めば読むほど、イメージが変わってきます。というのも、こんなことを言うのは変なことなのかもしれませんが、僕には戦争というのがけっこう普通のことのように思える瞬間があるのです。もし戦時中に生まれれば、戦争に行って戦うということは、極めて常識的なことなのかもしれないと思うのです。もちろんだからといって戦争を認めるわけではありません。断固反対です。でもだからといって、戦争をしていた時代を「愚か」の一言で片付ける気にはどうしてもなれないし、志願して入隊した人たちのことも、理解できる気がするのです。

 

それと、この本を読んで思ったことでもありますが、歴史というのはつくづく一つじゃないなと思います。Aさんが伝える歴史とBさんが伝える歴史が異なるなんてことはざらです。だからなるべく色々な解釈や知識を得て、自分で考えなければならないのだと思います。

 

あー、なんで僕は小学校から社会の勉強をちゃんとしていなかったのでしょう。そうしたら今さら歴史の面白さに気づくということもなかったでしょう。20年弱という時間は、取り戻すにはちょっと長すぎます。

昔は歴史の漫画ばかり読んでいる同級生を馬鹿にしていましたが、馬鹿はこっちでしたね。

 

 

ではまた。

 

 

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