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2010年3月13日 (土)

島田裕巳『葬式は、要らない』

を読みました。

 

なぜこの本を手に取ったかというと、まさにこの本のタイトル「葬式は、要らない」は、僕が考えていることだからです。自分が死んだ時に、家族が世間体を気にするあまりにそれなりにしっかりした葬式を挙げて莫大な費用をかけると思うと、もったいなくて仕方がありません。

この本によると日本の葬式の平均的な費用は231万円だそうです。これは、アメリカの44万円、イギリスの12万円、ドイツの20万円、韓国の37万円に対して飛びぬけた金額です。

なぜこんなことになっているのか。

それをこの本では、宗教の歴史や様式、日本の文化などについて考察しながら説明しています。

ただ現代においてなぜ葬式を挙げるのかというと、一番の大きな理由はやはり世間体でしょう。「葬式も挙げないんじゃ故人がかわいそう」だとか「あそこはご主人の葬式もやらないそうよ。ひどいわね~」などと言われないために葬式を挙げているのではないでしょうか。

もちろん僕は葬式の全てを否定するつもりはありません。数年前に祖母が亡くなったときに葬式に参列しましたが、そこで久しぶりに会う親戚などと一緒にお酒を飲むことができて、とても楽しかったのを覚えています。葬式にはこのように、故人を中心とした様々な人々を集める機能があり、これはとてもいいことだと思います。もちろん僕の祖母の死の場合、大往生だったからそういう雰囲気で葬式が挙げられたわけですが。

 

ただいくら葬式にもいい面があるとはいえ、231万円は高い気がします。まぁ金持ちの家はいいでしょうが、日々の暮らしも大変な家庭にとっては大打撃です。でも家計に関係なく、世間とは冷たいもので、葬式を挙げないと何らかの非難があるでしょう。だから苦しくてもそれなりの葬式を挙げなければならないわけです。

最近の傾向としては葬式不要論は強まっているようで、身内だけで火葬だけする場合もあるようです。また、お墓も作らずに散骨する人も増えているようです。

価値観がますます多様化する中、葬り方も様々でいいのだと僕は思います。

 

色々と勉強になる情報がたくさん入っている本です。例えば戒名のことなど。

昨日たまたま行った本屋では、新書部門で1位になっていました。

どうやらみんな「葬式は、要らない」と思っているようです。

これから年寄りがバタバタと亡くなっていく時代になると思うと、それはきっと正しい方向性なのだと思います。

 

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ではまた。

 

 

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