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2010年4月26日 (月)

垣根涼介『ゆりかごで眠れ(上)』

を読みました。

 

やっぱり垣根涼介は面白いです。

これは戦後、コロンビアへ移民した日本人の二世の男が、両親を殺され、引き取られた家族まで殺され、やがてコロンビアのギャングになり、さらに浮浪児を引き取り・・・という話です。『ワイルド・ソウル』にかなり似た話です。

とはいえ、まだ上巻。正直これからどうなっていくのか、まだまだ全然見えません。『ワイルド・ソウル』のような強烈なキャラクターは出てこないのですが、でもやっぱり何故か読ませるんですよね。コロンビアで繰り広げられる話なんかは、横文字の地名や固有名詞がたくさん出てきて、たまに戻ったりしないと分からなかったりするのですが、それでも何故か苦痛ではないんです。

まぁ僕がすでに垣根涼介ファンになってしまっているせいなのかもしれませんが(笑)

 

これは僕の勝手な想像ですが、垣根涼介は『ワイルド・ソウル』では書ききれなかったのではないかなと思います。だから同じような題材でこれを書いたのではないかと。

でも「何だよ!同じじゃねぇかよ!」とは思わないんです。

素晴らしいですね。垣根涼介、素晴らしいですね。ますます好きになっちゃいますよ。下巻も楽しみです。

 

では最後に気に入ったところを紹介。

 

ある人間が言った。

金がなければ、たいていの人間は助け合って暮らしていく。

 

 

惨め、という感情は比較の中でしか生まれてこない。

 

~垣根涼介『ゆりかごで眠れ(上)』より~

 

 

垣根涼介は、一環して発信しているメッセージがある気がしますね。

しかもそれ、すげーいいんす。

超オススメの作家です。

 

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ではまた。

 

 

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