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2010年4月 5日 (月)

金を立て替えるということは、世界に債務者と債権者を生み出すことなのだ

今日の昼休みは先輩2人と3人で昼食をとりました。一人はしょっちゅう昼飯に行くA先輩で、もう一人の先輩は4月から同じ部署になったB先輩です。

会社のビルを出るや否や、B先輩がA先輩に言いました。

「悪いんだけど金貸してくれね?」

どうやら財布を忘れたらしいのです。そしてA先輩は言いました。

「おう、いいよ」

さらにA先輩は続けました。

「健太、金貸してくれね?」

 

 

 

結局僕は3人分の昼食代を支払ったのでした(笑)

フロアに帰ってすぐ、同じフロアが職場のB先輩はすぐにお金を持ってきました。A先輩は持って来ません。

こういうことがあって、ちょっと考えたことがあります。

 

まず前提として、僕はお金の貸し借りが基本的には好きではありません。貸すのも、借りるほどではありませんが、好きではありません。

でも今回のように、お金を貸すことはあります。もちろん借りることもあります。

そこで考えたのが、これをお金の貸し借りとしなければいい、ということです。

 

どういうことかというと、B先輩のようにお金を僕に私に来た場合、これは完全に「借金の返済」になってしまいます。お金を返すことで、そこに借金があったことを認めているのです。

ところがA先輩の場合、これは今のところですが、お金を返していません。返さなければ、それは借金ではありません。何言ってんだ、金を貸した時点で借金だろうが、と思うでしょう。でも、違う形で返せばそれは借金ということにはならないと思うのです。

A先輩とはもう何度かそういうことがありましたが、どちらかにお金がなくて食事代を立て替えたら、それを現金で返すのではなく、いつかの食事のときに逆の人が二人分払うのです。これは結果的には、「奢り」が2回発生しているだけになるのです。借金は、こうすることで借金ではなくなります。

金の貸し借りが嫌いな僕は、立て替えるときなどはなるべく、「じゃあ次のとき払ってよ」とか、たまには奢るつもりで「いつでもいいよ」と言います。それは相手を気遣って言うのではなく、僕が是非そうしたいというわけなのです。

 

とはいえ、B先輩の行動が嫌なわけではありません。すぐにお金を返してくれた先輩は、実に誠実だと思いますし、実は僕がB先輩の立場であれば、同じ行動をしていたと思います。お金を借りているという状態はできるだけ短くしたいですからね。

 

 

僕の好きな映画に『ペイ・フォワード』があります。これは、受けた恩を、相手に返す(恩返しする)のではなく、他の誰かに受けた恩を渡すことで世界を平和にするという話なんですが、お金も恩も同じです。お金も、ただ返すのでは誰も幸せにできませんが、奢ってもらったという経験を、他の誰かにさせてあげるというように恩を前に進めれば、幸せになる人が出てくると思うのです。

 

結局何が言いたいのかというと、友人間の金の貸し借りはなるべくするなということと、どうしてもするなら、結果的に金の貸し借りではなかったことにしろ、ということです。そうしたらやがて世界は平和になるのです。 

まぁなんないっすけどね。

 

 

ではまた。

 

 

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