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2010年5月19日 (水)

夏目漱石『坊っちゃん』

を読んだ。

 

超有名な小説だから知ってはいた。でも読んだことはなかった。だから読んでみた。

感想。

まぁまぁ面白かったという感じ。ストーリーなんてほとんどないけどまぁまぁ面白いってことは、結構凄いような気がする。

この小説の面白さは、何と言っても主人公の率直さだろうと思う。好きになったり嫌いになったり、素直ゆえに気持ちがコロコロ変わる。そしてそれを悪いと思っていないところがいい。それに、自分がそういう人間であることもちゃんと分かっている。そんなところが、読んでいて気持ちが良かった。

そして色々な人を悪く言って、清をいう婆さんをどんどん美化していく。

そういうことってあるよな、と思った。

一緒にいるときは不満を持っていても、離れてみると恋しかったり良く見えたりする。

普通はそういう気持ちの変化はプライドとか羞恥心が邪魔をして明らかにはできないものだが、“坊っちゃん”はそれすらも素直に告白する。

そういう気持ちよさのある小説だった。

 

ただ、これをそこらの無名作家が書いたものだとして読んだとしたら、僕はこの小説をただのアホ小説として認識しただろう。

 

 

議論のいい人が善人とはきまらない。遣り込められる方が悪人とは限らない。

~夏目漱石『坊っちゃん』より~

 

ここを読んで、夏目漱石はいいこと言うな、と思った。その通りだと思った。

少年時代は運動をできる奴が善人で、青年になると面白いか格好が良い奴が善人、そして大人は議論とか戦争で勝つ奴が善人ってわけだ。僕も大学時代には議論に勝とうと必死だったけど、それには2,3年で飽きた。意味がないことに気がついた。だから夏目漱石の言うことは分かる。ちょうど同じ年くらいの時だったんじゃないか。知らないけど。

 

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ではまた。

 

 

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