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2010年6月 7日 (月)

高橋昌一郎『知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性』

という新書を今読んでいる。

これがかなり面白い。まだ全部読み終えてないけど、第1章の「言語の限界」、第2章の「予測の限界」はかなり面白かった。第3章は「思考の限界」。この章タイトルだけで面白そうだと思える。

第2章の「予測の限界」では、帰納法の限界についての話が面白かった。

僕たちは色々なことを帰納的に考えて未来を予測しようとする。過去がこうだったから未来はこうなるだろう。昨日は太陽が東から昇ったから、明日も東から昇るだろう。1の次が2で、2の次が3だったから、3の次は4だろう。

でもこれはいつまで経っても断定はできない。

明日は太陽は東から昇らないかもしれないし、3の次が4でない数列なんてたくさんある。

<1,2,3・・>の続きは、<4,5,6,7,8,9,10・・・>かもしれないし、<5,7,10,13,17,21・・・>かもしれないし、<1,2,3,1,2,3・・・>かもしれない。例えば一見規則性がないように見える、<2,4,5,2,3,1,7,・・・>という数列でさえ、この後に<2,4,5,2,3,1,7,・・・>と続けば確かに規則的にリピートする数列ということになる。

どういうことかというと、過去の事例からいくら規則性を見出したところで、数列が1つ増えればその規則性が崩れることなんかいくらでもあるということ。

それが帰納法の限界ってわけだ。

 

こういう生きていくに全然必要ない議論がたくさん載っている本。

だから面白い。

意味のない人生には意味のない本がよく似合う。

 

知性の限界 知性の限界

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ではまた。

 

 

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