映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』
を観た。
主演は松田翔太と高良健吾。これだけで見る価値があると思って観に行った。
あとタイトル。ケンタとジュンとカヨちゃん。これは!と思った。というのも、大学のゼミにこの名前の人が揃っていたからだ。ケンタはもちろん僕。同期にジュン、先輩にカヨちゃんがいた。もし「ケンタとジュンとカヨちゃん割引」なるものがあれば二人を誘って観に行こうと思ったが、そんなものはなかったのでいつも通り一人で観に行った。
感想。
二人を誘わなくて良かったなという感じ。別につまらないことはないし、いい映画だと思う。でも、救いがない映画だ。どんどんどんどん暗く、悲しくなってくる。観終わった後、どんよりしてしまう。
何人かカップルで観に来ているお客さんがいたけど、あの後で一体どんな会話をしたのだろうかなどと、心配になってしまう。
話は、施設で育ったケンタとジュンが、ナンパでカヨちゃんと出会い、職場でのイジメなどに耐えられなくなったケンタが、ジュンを誘って職場の事務所をぶっ壊しトラックを盗んで網走の刑務所にいる兄に会いに行くというもの。それにカヨちゃんもなぜか付いていくお話。
何気ないシーンではケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)の演技が良くて、たまに微笑ましいシーンなんかもあって良かった。でも最後は超暗い。さらにエンディングテーマの最後の歌詞が凄かった。
「私たちの望むものは あなたと生きることではなく
私たちの望むものは あなたを殺すことなのです」
というような詩で映画が終わり、僕らは席を立たなければならなかった。
今が幸せな人は、是非観ないで欲しい。観ても何にもならない。
タイトルから感じられるほのぼのした感じなんて全然ないから覚悟しな。
ではまた。
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