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2010年7月25日 (日)

池井戸潤『空飛ぶタイヤ(上)(下)』

を読んだ。

もうブログ書く時間が最近ないからまとめて書いちゃう。

 

感想。

面白い!

池井戸潤は初めて読んだけど、なかなか良かった。

買ったきっかけはぶっちゃけタイトル。空飛ぶタイヤという響きに惹かれて思わず手に取った。あらすじを読んでみると、僕が想像していたものとは全く違って、企業小説だった。

いつかの事故をモデルとした小説だ。あの、トラックのタイヤが走行中に外れて通行者に直撃し、死亡させた事故。あの事故にまつわる関係者たちのそれぞれの物語だった。事故を起こした運送屋、そこに融資する銀行、取引先、トラックのメーカー、そして殺された主婦の遺族。

無実を主張する中小企業の社長と、ひらすら保身に徹する大手財閥系メーカーとのバトルが実に面白かった。フィクションだけど、会社ってのはこういうものなのかと思うと、凄い嫌な気分になった。そして、かっこ悪い人間にはなりたくないな、と思った。どれだけ仕事ができなくても、どれだけ貧乏でも、どれだけ友達少なくても、かっこよく生きたいなと思った。

かっこよく生きるってのは、うまく言えないけど、正々堂々と生きること。かな。

とにかく僕らはかっこよく生きるのよ=とにかく僕らは正々堂々と生きるのよ。

ちなみに正々堂々ってのは、開き直りとは全然違うので注意。

 

まぁとにかく、おすすめだよ『空飛ぶタイヤ』。

 

あ、最後に、これを読んだ全国のサラリーマンが雄たけびを上げたであろう部分を紹介。

 

その新しい会社で、沢田が果たしてどんな仕事を期待されているのか、いまは想像もつかない。

リストラされるかも知れない。

あるいは本当に商品開発の仕事ができるかも知れない。

いずれにせよ―――。

取って食われるわけでなし。気楽に行こうじゃないか、サラリーマン諸君!―――そんな気持ちだ。

~池井戸潤『空飛ぶタイヤ』より~

 

うおぉ~!!!!

 

  

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ではまた。

 

 

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