« 言葉の限界 | トップページ | とりあえず映画館では常に静かにしとけや! »

2010年9月25日 (土)

映画『BECK』

を観た。

 

正直、映画化が発表されてキャストが分かった時点では観る気は全くといっていいほどなかった。コユキが佐藤健?リュースケが水島ヒロ?平君が向井理?なんだかなーって感じだった。唯一、千葉の桐谷健太はいいだろうなとは思ったが、それ以外はただイケメン揃えて女性客を取りにきたとしか思えないキャスティングだった。

ところがどっこい。観てみるとなかなか良かった。

まぁ原作がいいから大失敗はしなかっただろうけど、今さっき批判した演者もなかなかに良かった。

水島ヒロの演技は超嫌いだけど、英語が喋れるという点、そしてたぶん、ギターが弾けるという点において、やっぱり適役だったんだろうなーと思ったし、コユキもサクも悪くなかった。平君だけずっとはまってない感じはあったけど、まぁ許容範囲といえば許容範囲。

そして桐谷健太。素晴らしかった。原作通りのラッパー。コユキの歌のシーンは、ヴォーカルの音だけ消して“聞こえてる体”を貫いていたけど、千葉のラップは実際に桐谷健太が歌っていた。これが結構良かった。すげーね、桐谷健太。やっぱ健太って名前がいいんだな。

賛否が分かれそうなのがコユキの歌シーンだな。コユキが歌うシーンが映画の中で結構出てくるんだけど、毎回そこだけ音が消えるんだ。観てて最初はかなり違和感があったけど、観終わってみて思ったのは「あれはあれが正解だったんだろうなー」ってこと。

コユキは原作ではめちゃくちゃ歌が上手い設定だから、下手な歌唱力を披露されてもたぶん映画では駄目だった。そこらへんの歌手を起用してもたぶん駄目だった。それくらい、衝撃的な歌唱力が必要な役なんだ。そしてそれを映画で再現するのはやっぱり難しかったんだと思う。主役だから演技もできないといけないし、不細工すぎてもいけない。だからあのコユキの歌声を消す演出は、たぶん正解だったと思う。

ていうか僕は、ラストのグレイトフル・サウンドのコユキの歌のシーンで、実際には歌なしの演奏だけの映像なんだけど、泣きそうになってしまった。別に泣くようなシーンではないとは思うんだけど、なぜか泣きそうになった。これだから音楽はずるい。何か勝手に入ってきてしまう。

そうそう、音楽も良かったんだよ。なかなかに。

だからね、この映画は本当に賛否分かれそうだけど、僕は良いと思うな。

 

観に来てた客、若い女の子ばっかりだったけど・・・。

 

 

ではまた。

 

 

|

« 言葉の限界 | トップページ | とりあえず映画館では常に静かにしとけや! »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/146160/36920418

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『BECK』:

« 言葉の限界 | トップページ | とりあえず映画館では常に静かにしとけや! »