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2011年1月18日 (火)

和田竜『小太郎の左腕』

を読んだ。

 

あの『のぼうの城』の作者の二作目だ。今回も戦国時代を描いた時代小説だった。

読む前から、あの作者なら外れはないだろうと思っていたけど、その通りだった。面白かった。はっきりいって『のぼうの城』には遠く及ばないけれど、面白かった。

タイトルにある小太郎とは、猟師の子で、悪魔が宿ったような種子島(鉄砲)の腕を持っている。もちろん左利きだ。

「左構えの種子島」

小太郎がこれを手にしてその腕を世に知らしめた時、戦局が変わりそれぞれの人生が変わる。そこで繰り広げられる策略や心の迷いが描かれていて、ラストの生々しさと清々しさは何ともいえないものがあった。

 

とはいえ、正直物足りなさもあった。何となくだけど、中盤以降はどうも物語の展開を急ぎ過ぎているような感じがした。描写が少なくなり(もともと少ない人なんだろうけど)、どんどんどんどん話が進んでしまう。もっと心理描写をしたり、進行にあまり関係ないエピソードとかもあったらもっと面白かったろうにと思った。偉そうに。

 

でも和田竜。面白い。

ちなみに竜は、「りょう」と読むらしい。

ずっと「わだりゅう」って言ってた俺アーメン。

 

小太郎の左腕 Book 小太郎の左腕

著者:和田 竜
販売元:小学館
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ではまた。

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