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2011年1月21日 (金)

堂場瞬一『チーム』

を読んだ。

 

やっぱりスポーツ小説はズルいな。絶対に外れない。やっぱり面白かった。僕の場合、どうしても外れを避けたければスポーツ小説を読めばいい。もうこれははっきりした。

これは駅伝の物語だ。しかも箱根駅伝。三浦しをんの『風が強く吹いている』と重なるところがあるが、題材が違う。三浦しをんのは、弱小チームをゼロから立ち上げて箱根駅伝を目指す物語だったが、この『チーム』は、箱根駅伝に出場できなかった大学のランナーで構成される学連選抜が題材なんだ。

ただでさえ予選落ちした直後でモチベーションを上げればいいか分からないランナー達が集まってくるのに、寄せ集め感はどうしても拭えない。とてもこんなものはチームとはいえない。そこからスタートする。

キャプテンの苦悩、監督の苦悩、エースの傲慢と軋轢。そして怪我。さまざまな問題を抱えながら学連選抜がトレーニングし、議論をし、チームになっていく様を描いている。

レース中の描写も、展開も、とても良かったと思う。

感動的な話ではないが、読んでよかったと思う。

少なくとも来年の箱根駅伝は、いつもと違った目線で学連選抜チームを見ることだろう。

 

小説ってのはいいなと思った。

物語を読むことで、他人の人生を想像することができる。色々な人がいることを知れば、たぶん人は優しくなれる。

小説家は偉大だ。

 

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著者:堂場 瞬一
販売元:実業之日本社
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ではまた。

 

 

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