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2011年2月11日 (金)

池井戸潤『オレたち花のバブル組』

を読んだ。

 

かなり面白かった。これはバブルの頃に大手銀行に入行した男たちの物語。どうやらシリーズの二作目のようだ。今回はとある融資先の経営状態を巡って、金融庁と対決する話だった。そこに、行内の不正や派閥争いなどが複雑に絡み合い、何ともスリリングな展開になっていた。これだけの話を考えられるって、すげーと思う。

しかもこの金融庁と直接対峙することになる半沢って男がかっこいいのなんのって。

 

「オレは基本的には性善説だ。だが、やられたら、倍返し―――」

 

~池井戸潤『オレたち花のバブル組』より~

 

これは半沢が行内の不正を問い詰めた時に言ったセリフ。意図的に誰かを貶め、自分の利益を確保しようとした人間を半沢は許さなかったというわけ。

別に自分から攻撃を仕掛けることはないし、おそらく出世欲がそれほどあるわけじゃない。自分から仕事を取りに行くわけでもない。でも、やらなければならないことはやるし、やるならとことんやる。そして、もしケンカを売られれば絶対に買う。泣き寝入りや見て見ぬふりはしない。自分も守るし、仲間も守る。

はーかっこいいね。

僕も見習わなきゃな。

 

オレたち花のバブル組 (文春文庫) Book オレたち花のバブル組 (文春文庫)

著者:池井戸 潤
販売元:文藝春秋
発売日:2010/12/03
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おススメ!

 

 

あ、もう一個言いたいことが・・・

僕が買った文庫版には帯がついてたんだけど、そこには池上彰の推薦が書いてあった。

 

池上彰氏賞賛

「優れたビジネス小説は、小説として秀でるだけでなく、業界を詳しく学ぶことができるもの。楽しみながら、金融業界を知りましょう」

 

池上彰の言葉なのか編集者の言葉なのか知らないが、人を馬鹿にするのはいい加減にした方がいいと思った。一瞬買う気が失せたほどだ。

でも帯に騙されちゃいけない。帯に書いてあることは実にくだらなくてクソみたいなことだけど、中身はいいから。

 

 

ではまた。

 

 

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