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2011年4月 1日 (金)

そわそわのない春

今日は6時半に起きて8時頃に家を出て会社に行った。

家を出て自転車にまたがり、快晴の空の下を走る。そういえば今は春だったな、と思った。震災のせいか最近寒かったせいか、季節を忘れていた気がする。震災を忘れたわけでは当然ないが、気温が温かくなってきたせいか、嫁が新しい仕事を今日から始めたせいか、僕も春を感じるようになった。

駅に着きとどこか周りも春気分で、サラリーマンは朝からビール片手にネクタイハチマキ。交差点の真ん中で宴会をしていたし、子供たちは集団でリュックを背負い大冒険。そんな季節に花見を自粛するよう呼びかける井之頭公園は頭がいかれてるとしか思えない。自粛は何も生み出さない。石原慎太郎はちょっと疲れてるんだ。慎太郎しか都知事をやれる人間がいない状況が可哀そうだ。

 

本来なら会社は今日から新しいメンバーによる新しい組織でのスタートとなる予定だった。しかし震災の影響で新体制への移行ができず、5月からのスタートとなったために、今日も変わらない顔ぶれでの仕事だった。新人もまだいない。毎年恒例の新人による仮装大賞的茶番劇も東京から見ることはできなかった。その代わりに、会社のビルが桜色に染められていた。少しでも春気分を味わおうという会社の心意気だ。

そんなピンクなビルの中で4月の業務を開始した。といっても昨日と何が変わるわけではない。ちょっと前に立てたスケジュール通りに、今日やるべきことをやる。まず昨日やるべきだった仕事をやり、次に今日やるべき仕事をやり、今日やるべき仕事を翌日に持ち越して帰る。いつも通りだ。今日は18時に帰った。

 

昼休みには、食後、軽く散歩をした。見事な桜並木のある公園があるのだが、まだ桜はまったくといっていいほど花を咲かせていなかったが、もう寸前という感じだった。寸前も寸前。出かかりのチラ見せ。きっと来週には満開だろう。朝見かけた酔っぱらいサラリーマンが宴会をしていて、通りがかりの親子が二人でサラリーマンを指差して笑っていた。大笑っていた。

ビルの階段を上ってフロアに戻った。気のせいかもしれないが、震災後、階段を使う人が増えた気がする。駅のエスカレーターは使用禁止になり、どこかエレベーターなどの移動手段を使うのが申し訳なくなった人が多いのだろう。ところが不思議なことに、トイレの便座を温める人は、なぜか減らない。あれこそいらないものだと思うのだが・・・。結局はポーズだということがよく分かる。人に見えるところでしかやらないってわけだ。なるほど、利口だ。利口で、利己的だ。便座にウンコこぼしたろか。実際に僕は、便座にウンコをこぼし、しかもこぼしながらトイレを出て廊下を歩いた。会社から帰るときにそのフロアに行ってみると、「犬の放し飼い禁止」と張り紙がされていた。

 

夕方18時。会社を出て駅に向かう。僕は会社を出た瞬間にイヤホンを装着し、パンクを聞く。楽しいパンク。明るいパンク。ポップ・パンク。今日はELLEGARDENが流れてきた。

駅の近くで路上ライブをやっている人がいた。その人の背後には「日本一下手な演歌」みたいな言葉が書かれた垂れ幕みたいなのがあった。その人は背の高い車いすに乗っていて、顎が上がり顔が完全に空を向いていた。おそらく病気とか障害とかで、声があまり出ないとかそういう人なんだと思う。隣にいた人は保護者的な人なんだろう。誤解を恐れずに言おう。僕は正直、ふざけんなと思った。別に勝手だが、駅前で歌うってことは人に聞かせたいってことだろ。それをはなから「日本一下手」と自称するとは何事か。障害者だから許されるのか?障害者なのに頑張ってる姿を見てくださいってか?ふざけんなよ。俺はお前らを特別になんて絶対扱わないぞ。俺とお前は同じだ。好きだからって何してもいいわけじゃねーぞ。やるなら本気でやれ。「日本一下手」とか言って誤魔化すな。そうするならせめて、笑いに変えろ。僕は本気でそう思った。ああいう人を見て「ハンデがあるのに頑張ってる」と感動する人があまり好きではない。日テレの24時間テレビが好きな人が好きではない。できることをしないで、できないことにしがみつく人が、あまり好きではないんだ。もちろん本人の勝手だと思うけど。

話がすごい反れた。

 

そもそも本筋の話なんてあったのか。まぁいい。

とにかく帰った。電車に乗り、電車を降り、駐輪場へ向かった。駐輪場には自転車がこれでもかというくらいに詰め込まれていた。僕の自転車のペダルが右隣りの自転車の後輪のシャーシとシャーシの間に入り込み、左隣の自転車のペダルが僕の後輪のシャーシとシャーシの間に入り込んでいた。右を取れば左が刺さり、左を取れば右が刺さった。僕は自転車を右に左に、上に下にやり、下には無理か、何とか自転車を取り出した。取り出す過程で右隣の自転車の後輪は取れて50メートル先に飛んでいき、左隣の自転車は逆さまにひっくり返った。

 

帰り道は追い風だった。南風の追い風。どうりで手袋もいらないはずだ。コートも着ていかなかった。快適な帰り道だ。

ところがこの快適さを邪魔するものがある。なぜか右側走行するアホ自転車走行者だ。向こうから来る右側走行者は僕が走るコースと同じコースを走る。もちろん僕は道を譲らない。僕が正しいからだ。一体なぜこいつらは右側を走るのか。おそらく理由は、右折でその道に入ってきてそのままインコースを取ったままか、次に右折をするからだ。実に利口だ。利口で、利己的だ。ルールを守ることが必ずしも正しいわけじゃないが、合理的で正しいルールは守った方がいい。じゃないと僕が殺意を覚えることになる。

 

さて帰った。今日は早く帰れたから、帰って勉強をした後、久しぶりに走りに出かけた。井之頭公園あたりまで走って帰ってきた。全然短い距離だったのに、久しぶりの運動にやや腿が悲鳴をあげた。やっぱりなまってる。このまま運動不足になって太ったら、絶対に幸せ太りとか言われる。それは絶対に避けなければならない。そもそも僕が太ったら、チビでデブだ。絶対やだ。走れなくなるのもやだ。仕事は早く終わらせて、もっと自分のためになる時間を確保しなければならない。そんな春。2011、春。

 

走ってる途中、暗い道に入った。街灯もなく、しかも舗装された道じゃないから足もとが怖かった。やがて明るくて舗装された道に出ると、足の裏に何かを感じた。地面にひっつくような重いような。ウンコだった。僕はウンコを踏んでいたのだった。誰だ!ウンコをまき散らしたのは!と僕は思った。

 

家に帰りシャワーを浴び、ビールを飲んだ。日課の乾布摩擦と編み物とスケッチとロデオマシンをこなし、今に至る。

明日は休み。仕事もない。

この土日は絶食ダイエットをしようと思う。

 

 

 

 

 

嘘だ。

もう大体嘘だ。

エイプリルフールだ。

 

 

ではまた。

 

 

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