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2011年5月 6日 (金)

くちゃくちゃジレンマ

くちゃくちゃ音を立てて物を食べる人がいるけど、あれって何でなんだろう?

意識的に音を立てているわけではないと思うんだけど、無意識にしろ、なんで音を立てるんだろう。そしてあの音は、なぜ不快なんだろう。

 

まず、なんで「くちゃくちゃ」という音がするかというと、物を噛んでいるからだと思う。だから少なからず物を噛んで食べている人はみんな、「くちゃくちゃ」という音がしている。その音が外まで漏れるかどうかということなんだけど、漏れている人は要するに口を開けて食べているんだ。

 

じゃあなんで口を開けて食べるのかを考えてみたらいい。

そもそも噛むときにはどっちが自然なことなんだろう。口を開けたまま噛むのと、閉じて噛むの。動物を想像すると、噛んでいるときに口を開けている動物を見ることはあまりない気がする。大体口を閉じて中でもぐもぐしてる気がする。いや、でも分からないな。口を開けたままくちゃくちゃやってる動物もいる気がするな。サルとかってそんな感じのような気がする。いや、わからない。

わからないから、どっちが自然かどうかって指標は放っておくことにする。

どちらが合理的か、でいこう。

ゲーム理論じゃないけど、口を開けたまま噛むのはそっちの方が合理的だから、という仮説だ。

まず口を閉じて噛むことの合理性を考えてみると、食べた物が口からこぼれることを防ぐことができる、ということが思い当る。これは食べ物で栄養を摂取する以上、とても大事なことだ。噛むだけ噛んでそのほとんどを口からこぼしていては話にならない。たまにそんな人もいそうだけど。

それに対して口を開けたまま噛むということは、相対的に言えば噛んだものが口からこぼれる確率が高いと言わざるをえない。出口が開いている状態なのだから。これは栄養摂取という観点からいえば全く以て合理的ではない。

 

じゃあ口を開けたまま噛むことの合理性はどこにあるのか。一つ考えられるのは「噛みやすさ」。簡単に想像できるように、口(唇)を開けていた方が大きく顎を開くことができる。当然、噛みやすい。特に大きな物を噛むときには合理的な動きといえる。

 

そしてもう1つが、「食ってるアピール」。食物連鎖の頂上にあぐらをかいてすっかりおデブさんになっちまった人間にとっては、本来動物界では身の危険のはずの食事という時間が、別に危険でも何でもなくなった。「よく噛んでゆっくり食べなさい」だなんて、野生の動物にはとても言えない言葉がお約束になってるほどだ。

人間にとって食事の時間はむしろ、一日の中で最も安らぐ時間の1つになった。だから誰にも邪魔されたくない。そこで「くちゃくちゃ」だ。口を開けて噛む音をあえて外に漏らし、「俺は今食事中だ。だから邪魔するな」とアピールしているんじゃないだろうか。

なるほど。これは面白い。

正しいかどうかなんてもはや興味がないが、口を開けてくちゃくちゃ音を立てて食べてる人は、幼少時代などに大きなものを食べる機会が多くて口を開けて噛む癖がついている人か、とにかく噛みやすさのみを大事にしている人、もしくは食事を心の底から堪能していて誰にもその時間を邪魔されたくない人だったのだ。

 

なるほど、合理的だ。噛みやすいってのは大事なことで、そのために口を開けたまま噛む。合理的だ。それに食事の時間を堪能するために周りに不快な音を漏らすのも理に適っている。動植物が敵から身を守るために臭い臭いなどを放出するのと似ている。人間の場合は「くちゃくちゃ」という不快な音を出すことで仲間を遠ざけるのだ。これは人間も動物の一員だったことの再認識である!

 

しかし僕は思う。

人間は、字の如く、人と人の間に関係性を築くモノである。動物のしてのヒトとしてだけは生きられない。そう考えると、「くちゃくちゃ」によって得られる食事の快適さよりも、「くちゃくちゃ」によって失われる人間関係の方がだいぶデカい気がする。

まぁどっちを取るかってことではあるが。

 

 

ではまた。

 

 

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