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2011年6月 5日 (日)

認定悲劇

今僕は電車に乗っている。ドアの際に立ち、ちょうどつり革に掴まって立っている人を一望できる位置だ。

そこに一組の親子がいる。父と母と息子だ。息子は父親の脚に抱きつき、母親はつり革を掴むために腕を上げたがゆえに着ているTシャツの裾が上がり、腹が見えている。


腹が出ていることは仕方ないと思う。
しかし、腹が出てしまっていることに気付かないことが悲劇だ。


しかしこれは僕が思い込んでいただけの悲劇だった。母親は気づいてズボンを上に引っ張り上げ、Tシャツの裾を下に引っ張った。

結果、腹は隠れた。


しかし腹は再び姿を現した。身だしなみを整えるのを終えた母親が再びつり革を掴んだ瞬間に、ベルトをしていないズボンは下がり、上げた腕につられてTシャツは上がった。
結果、腹は、出た。


これこそが悲劇!どうしようにも、今からでは手の打ちようがない!座ろうにも席がない!人生という単位でこのような悲劇に見まわれている人がきっといるのである!それがこの、やり直しのきかないクソッタレ社会の象徴なのである!だから腹が出てる女性には、席を譲るべきなのである!


それに比べて、悲劇に気付かない悲劇のなんとかわいいことか。
悲劇に永遠に気付かないならば、そこに悲劇はないということなのだから。


ではまた。

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