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2011年9月17日 (土)

分散推奨

昨日会社で、インタビューを受けた。

インタビューと言っても、芸能リポーターやカメラマンがやって来て、「野田内閣についてどう思いますか?」とか、「濱田岳さんの凸凹婚についは?」とか聞かれたわけではなく、外部のコンサル系の会社の人が来て、業務のプロセスについて質問されて答えるというものだった。

どうやら無駄な業務をなくしたいというのと、僕たち社員の能力を向上させることがミッションらしい。

 

その中で一つ気になる質問があった。

「社員の能力が落ちてることについてどう思いますか?」という質問だ。

僕は、「そんなこと言われても、何を根拠にそう言っているのかよく分からないから、何とも言えない。業績が落ちてるとか、商品評価が落ちてるとか、何かそういうのがあればこちらも反省できるが」と言った。

すると相手は、「要するに外部に頼りすぎていませんか?ということなんです。例えば震災とかで外部スタッフが被災したら、仕事が回せますか?」と言ってきた。

だから僕は、「あぁそういうことですか。量的には難しいかもしれませんが、能力的にできないということはないんじゃないでしょうか。時間は掛るができるとは思いますよ。でもそれで外部委託の量を減らすっていうのはどうかと思いますね。だってそういう有事のことを想定してのことなんだったら、打ち手としては『もっと全国各地に協力してくれる外部スタッフを確保する』となるべきなんじゃないでしょうか。これは日本全体に言えることですけど、集中していることのリスクをもっと考えるべきですよ。外部委託を減らして社員で何でもかんでもやってれば、うちの会社が被災した場合アウトですよ。それこそもう何もできなくなる」

とは言わなかった。あの場は議論の場ではないからだ。僕は、時間は掛るができるんじゃないか、というところだけを言った。ただ、「外部委託を続けていることで社員の能力が低下しているという指摘なら、そういうことは十分に考えられると思います」とは言った。

だってそりゃそうだ。

でも僕はそれでも別にいいとは思っている。要するにこれはただの分散だからだ。昔は社員に業務量も能力もあった。それが今は、業務量も能力も外部に分散させている。だから社員が入れ替わっても商品の質をある程度担保できる。有事の場合のリスクヘッジにもなる。

それを考えずにただ中のことだけを見て、「私たちはもっと凄かった!お前たちはダメだ!」とか言われても、「そういう計画だったんじゃないんですか?」としか言えない。

ただ単に、「もっと苦労しろ!」という典型的な年寄り発言としか思えない。

 

バブリーな時代を経験した人たちの発想ってのはたまに、全く以てついていけない。

 

 

 

ではまた。

 

 

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