ソンさんとトクさん
いやいや、毎日疲れますね。
僕は最近、疲れを引きずるようになってきました。サッカーをした翌日なんて、本当にエネルギー切れって感じになっている時もあります。
年なのでしょうか。
今日は損得について話したいと思います。
新婚旅行でオーストラリアに行ったとき、同じツアーの参加者の方が、ちょっと違和感を覚える発言をしていたのをきっかけに考えてみたからです。
案外難しいですよ、損得についての考え方は。
まずオーストラリアでのそのシーンについて話します。
それはキュランダ高原を回るツアーでの、列車での移動中のことでした。
僕たちツアー参加者は全員同じ車輌に押し込められ、さらに酷いことに添乗員から執拗な営業活動を受けていました。お土産品の営業です。ワインやらチョコレートやら何やらです。
その営業マン添乗員の説明によると、とても美味しい赤のスパークリングワインは、3本買うと1本サービス。6本買うと3本サービスのようでした(たしか・・・)。
まぁよくある販売手法ですよね。
それを聞いた、僕の隣に座っていた男性が同伴の女性にこう言っていたんです。
「じゃあたくさん買わなきゃ損じゃん」
どう思いますか?
この場合、たくさん買わないと損ですか?
仮にワイン1本の価格を50オーストラリアドルとしましょう。この営業に乗っかって3本買うと、150オーストラリアドルの支払いです。でも1本サービスでもらえるから、200オーストラリアドルの価値を得ることができます。50オーストラリアドル得というわけですね。
6本買うと、300オーストラリアドルの支払いで3本サービスでもらえるから450オーストラリアドルの価値を得ることができ、150オーストラリアドルの得です。
どちらも得です。
でも、「彼」曰く、3本買って1本サービスでもらうことは損です。
なぜなら、『6本買う方が得だから』です。
この考え方でいくと、もちろん6本買うのも損です。なぜならたぶん、12本買った方がもっと得だし、24本買った方がさらに得だからです。
つまり、この「彼」が得を追求している限り、いつまでたっても得をすることができないというジレンマに陥るんです。
そん【損】
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