映画・テレビ

2011年3月29日 (火)

映画『転々』

を観た。

 

いい映画だった。

主演はオダギリジョーと三浦友和。監督・脚本が三木聡で、オダギリジョーとは『時空警察』に続いてのコンビらしい。『時空警察』は見てないから知らないけど。

 

『転々』の話は、借金86万を抱えた大学生(オダギリジョー)のもとに、借金取り(三浦友和)が取り立てに来るところから始まる。

そこで大学生は借金取りから、「俺と一緒に東京を散歩しろ。そしたら100万円やる」という提案を受ける。こうして男二人の奇妙な東京散歩が始まる。なぜそんな散歩をするのかはここでは書かない。

その不幸な生い立ちゆえに家族の愛情を知らない大学生は、この散歩の最中に巻き込まれるさまざまな出来事を通じて、生まれて初めて“家族”に触れていく。正確にはそれは家族ではないんだけど、それは初めて出会った家族なのだった。

確実に幸せを感じる大学生だったが、別れは確実に近づいてきていた。そして・・・

という感じ。

 

ところどころに散りばめられたユーモア。上質なくすくす笑いを提供していた。オダギリジョーも三浦友和ももちろん良かった。泣ける映画では決してないけど、何だかとても温かい話だった。ハッピーエンドかどうかと言われれば何とも言えないのだけど、そんなのは全く関係なく、いい終わり方だった。

けっこうおススメ。

 

http://tokyosanpo.jp/indexp.html

 

ではまた。

 

 

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2011年1月10日 (月)

映画『最後の忠臣蔵』

を観た。

久しぶりに良い映画だった。話も演技も良かった。
クスクス笑うところもあれば、ドキドキハラハラするところもあるし、感動するところもあった。
結構お勧めだ。

ただ僕は運の悪いことに、マナーの悪い客の前に座ってしまった。
おばさんだった。

彼女は私語を喚き散らすタイプのおばさんだった。
大声で話すとかずっと話してるとかではないのだが、要所要所でコソコソ喋るのだ。しかもそのポイントが、本当に要所なんだ。大事なシーン。肝心なところ。
その象徴的なのが、役所広司演じる孫左衛門が嫁ぐ可音に、声には出さずに唇の動きだけで「お幸せに」と言うシーンで、なんとこのおばさん、「お幸せに」って言いやがった。
もう台無し。そこ絶対に言っちゃダメだろ。せっかくの役所広司の演技台無し。
マナー守れないやつ映画館来んな。DVD出るまで待て。そしたら好きなだけ喋りながら観ていいよ。

まったく。

ではまた。

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2010年9月25日 (土)

映画『BECK』

を観た。

 

正直、映画化が発表されてキャストが分かった時点では観る気は全くといっていいほどなかった。コユキが佐藤健?リュースケが水島ヒロ?平君が向井理?なんだかなーって感じだった。唯一、千葉の桐谷健太はいいだろうなとは思ったが、それ以外はただイケメン揃えて女性客を取りにきたとしか思えないキャスティングだった。

ところがどっこい。観てみるとなかなか良かった。

まぁ原作がいいから大失敗はしなかっただろうけど、今さっき批判した演者もなかなかに良かった。

水島ヒロの演技は超嫌いだけど、英語が喋れるという点、そしてたぶん、ギターが弾けるという点において、やっぱり適役だったんだろうなーと思ったし、コユキもサクも悪くなかった。平君だけずっとはまってない感じはあったけど、まぁ許容範囲といえば許容範囲。

そして桐谷健太。素晴らしかった。原作通りのラッパー。コユキの歌のシーンは、ヴォーカルの音だけ消して“聞こえてる体”を貫いていたけど、千葉のラップは実際に桐谷健太が歌っていた。これが結構良かった。すげーね、桐谷健太。やっぱ健太って名前がいいんだな。

賛否が分かれそうなのがコユキの歌シーンだな。コユキが歌うシーンが映画の中で結構出てくるんだけど、毎回そこだけ音が消えるんだ。観てて最初はかなり違和感があったけど、観終わってみて思ったのは「あれはあれが正解だったんだろうなー」ってこと。

コユキは原作ではめちゃくちゃ歌が上手い設定だから、下手な歌唱力を披露されてもたぶん映画では駄目だった。そこらへんの歌手を起用してもたぶん駄目だった。それくらい、衝撃的な歌唱力が必要な役なんだ。そしてそれを映画で再現するのはやっぱり難しかったんだと思う。主役だから演技もできないといけないし、不細工すぎてもいけない。だからあのコユキの歌声を消す演出は、たぶん正解だったと思う。

ていうか僕は、ラストのグレイトフル・サウンドのコユキの歌のシーンで、実際には歌なしの演奏だけの映像なんだけど、泣きそうになってしまった。別に泣くようなシーンではないとは思うんだけど、なぜか泣きそうになった。これだから音楽はずるい。何か勝手に入ってきてしまう。

そうそう、音楽も良かったんだよ。なかなかに。

だからね、この映画は本当に賛否分かれそうだけど、僕は良いと思うな。

 

観に来てた客、若い女の子ばっかりだったけど・・・。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年7月14日 (水)

映画『ねこタクシー』

を観た。

 

ほのぼのとしていい映画だった。

振り替え休日の今日は、初めから映画を観に行くつもりだったけど、本当は『ヒーローショー』を観に行くつもりだった。井筒監督でジャルジャル主演の。でも何か当日になって、「今日は悲しい気分とか憂鬱な気分になる映画は嫌だ」と思って、絶対にそういう感じにはならなそうな『ねこタクシー』を選んだ。これで憂鬱な気分になるなら仕方ない。それはもう、隕石が降ってきて直撃するというようなことくらい、避けられない事故だ。

 

営業成績もビリで家庭での威厳もない、うだつの上がらないタクシー運転手の話だった。とある日、愛妻弁当を公園で食べている時に猫に出会う。そして何やかんやで、その猫を飼うことになる。そして何やかんやで、猫をタクシーに乗せて営業することになる。猫の乗っているタクシーは好評で営業成績は上がり、娘との会話も増えて家庭もいい感じに。何やかんやでタクシー運転手をやめることにはなるが、それでも男の人生は猫によって明らかに好転した。という話。

ただ単に、「猫を乗せたタクシー」という画期的なアイデアで一攫千金を狙ったという話ではないところが良かった。そして、人生ってこういうもんだよなと思った。何で好転するか分からない。この男の場合は猫だったが、ある人にとってはそれは携帯電話かもしれないし、ある人にとってはそれはラーメンかもしれない。

僕はROONEYSがそうなれたらいいなと思う。フットサルに出会い、僕らに出会い、その人の人生が少しでも好転すればいいなと思う。もちろんフットサル選手を目指すとかそういう話ではない。ROONEYSに入ってから何か分からないけど仕事が苦痛ではなくなったとか、そういうこと。

 

まぁそんな意味の分からない話を抜きにして、鶴田真由も猫もかわいいので、それだけでも一見の価値あり。オススメ。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年7月 1日 (木)

映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』

を観た。

 

主演は松田翔太と高良健吾。これだけで見る価値があると思って観に行った。

あとタイトル。ケンタとジュンとカヨちゃん。これは!と思った。というのも、大学のゼミにこの名前の人が揃っていたからだ。ケンタはもちろん僕。同期にジュン、先輩にカヨちゃんがいた。もし「ケンタとジュンとカヨちゃん割引」なるものがあれば二人を誘って観に行こうと思ったが、そんなものはなかったのでいつも通り一人で観に行った。

感想。

二人を誘わなくて良かったなという感じ。別につまらないことはないし、いい映画だと思う。でも、救いがない映画だ。どんどんどんどん暗く、悲しくなってくる。観終わった後、どんよりしてしまう。

何人かカップルで観に来ているお客さんがいたけど、あの後で一体どんな会話をしたのだろうかなどと、心配になってしまう。

 

話は、施設で育ったケンタとジュンが、ナンパでカヨちゃんと出会い、職場でのイジメなどに耐えられなくなったケンタが、ジュンを誘って職場の事務所をぶっ壊しトラックを盗んで網走の刑務所にいる兄に会いに行くというもの。それにカヨちゃんもなぜか付いていくお話。

何気ないシーンではケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)の演技が良くて、たまに微笑ましいシーンなんかもあって良かった。でも最後は超暗い。さらにエンディングテーマの最後の歌詞が凄かった。

「私たちの望むものは  あなたと生きることではなく

私たちの望むものは  あなたを殺すことなのです」

というような詩で映画が終わり、僕らは席を立たなければならなかった。

 

今が幸せな人は、是非観ないで欲しい。観ても何にもならない。

タイトルから感じられるほのぼのした感じなんて全然ないから覚悟しな。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年6月23日 (水)

映画『ボックス!』

Photo を観た。

 

原作は百田尚樹の同タイトル『ボックス!』。原作がかなり面白かったので映画の方も観てみたってわけ。

そしたら映画もかなり面白かった。

まず脚本が良い。原作から省くところ、変えるところが絶妙だった。過去の回想シーンの入れ方もグッド!

あと演出。エキストラとかセットとか、随所にコネタが仕込まれていて楽しかった。それと一番最初に、主人公の鏑谷(市原隼人)が電車で不良をボコるシーンの演出は鳥肌ものだった。かなりかっこよかった。ボクシングの試合も悪くなかったと思う。

しかし何と言っても良かったのは市原隼人。つい、こんなにいい役者だったっけ?などと思ってしまった。それほど良かった。正直見直した。いや、別に嫌いだったわけではない。でも、最近はROOKIESの印象が僕の中で強くなってしまって、何かイマイチなイメージだったけど、これで変わった。これから市原隼人が出る映画は観てしまうかもしれない。それほど良かった。

 

泣きそうになるシーンもあるし鳥肌の立つシーンもある。

まさに青春映画ど真ん中の映画だ。

いいよ!

 

 

ではまた。

 

 

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2010年5月22日 (土)

映画『トリック3 霊能力者バトルロイヤル』

を観た。

 

トリックは好きでよく観ているが、今回のはイマイチだった。いや、面白いには面白いのだが、正直“同じ”って感じがした。脚本も演出も、前と同じだと感じた。こうトリックは限界だなという感じだ。

まぁでも、ドラマも映画も、よくここまでやったと思う。もちろん大成功といっていい。

だからこそ、劇場版第3弾はいらなかったかな~という気がする。ちょっと残念。

僕は個人的に去り際は美しく。潔いのが好きなのだ。もう駄目だからやめるではなく、始めたときにやめるつもりだったところで、ちゃんとやめてほしい。

そんな映画。劇場版トリック3。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年5月 8日 (土)

映画『ハート・ロッカー』

Photo を観ました。

 

第82回アカデミー賞において、最多の6部門受賞した映画です。

イラク戦争における、アメリカ軍の爆弾処理隊を描いた作品でした。

感想を言うのは、正直難しいです。

というのも、この映画を観る前に、『AMERICA 戦争する国の人びと』のトークショーでこの映画の批判を聞いてしまったからです。

その批判は、「あの映画はリアルじゃない。実際の戦場では、アメリカ人は現地の人に容赦ない。反射的に殺すように訓練されている」というものでした。

これを聞いてから観てみると、どうやらその通りに思えてくるのです。実際、アメリカ人が現地の怪しい人物を撃つことを躊躇したせいで仲間が死んだりするシーンもあって、実際にはこのような犠牲を払うことはないんだろうなと思いました。

他にも、「あぁ、あの人が言っていたのはこういうことか」と納得できるシーンがいくつかあり、この映画はリアルな戦場を描いたものではないと思いました。まぁリアルに描いたらアメリカ政府が上映させないんでしょう。仕方がないことですね。

 

リアルではないとはいえ、イラク戦争を知る参考にはなる映画だと思いました。

上映中僕は、「これは戦争じゃないな。これはアメリカの侵攻に対する市民の抵抗じゃないか」と思いました。強盗に必死に抵抗する一般市民です。アメリカ軍のジープには、「近づくものは撃つ」と書いてあります。勝手にやって来て街をめちゃくちゃにしといて、一体何を言ってるんだという感じです。

それに、ありきたりですが、やっぱり戦争は嫌だと思いました。戦争というか戦闘。人を殺したり殺されたり。関係のない人を犠牲にしたり。アメリカにしたって、軍人に罪があるかと言われれば、YESとは言えない。彼らは生きるため、仕方なく派遣されている場合も多い。イラクで地獄のような日々を送り、自国へ帰ってからはPTSDと貧困に悩まされる。

ごく一部の人間が得をするために誰かが苦しんでいると思うと、本当に腹が立ちます。

いい加減、力のある奴が何でもできる世界は終わらせないといけないっす。

 

戦争超反対。

アメリカよ、そんなに戦争したいなら宇宙人とやれ。

もう地球から出て行けよ。

 

 

何つってね。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年4月24日 (土)

映画『ONE SHOT ONE KILL  兵士になるということ』

を観ました。

 

これは以前観た(ブログでも書きましたが)『アメリカ ―戦争する国の人びと―』の藤本幸久監督の、最新2作品の内のもう1つの方です。

アメリカ海兵隊に入隊する若者の、12週間のブートキャンプを撮影したドキュメント映画です。髪を剃るところから始まり、格闘訓練、射撃練習など、素人の若者たちがどのように兵士になっていくのかを追いかけています。

正直面白くなかったです。もちろん藤本監督の意図や志は賛同しますし、こういう映画が増えることで反戦の意思を僕たちがより強くできれば素敵なことだと思います。

でも映画としてはつまらなかった。そもそも僕はこの映画の存在を知り、実際に観るまで、「なんで軍隊の中を撮影できるんだ?」と思っていました。

そして実際に映画を観て分かりました。これは軍隊公認の映像なのです。つまり、何かを暴くとか、軍隊の実態を見ることはできないということです。そこは僕たち視聴者に“読み取るべきもの”として一任されています。

それは仕方のないことだと思います。その条件でしか存在しようのない映像なのですから。でも僕はドキュメント映画の醍醐味は、まさに何かが起きているところを映すことだと思うんです。“その何か”が映っていないのであれば、本で訴えればいい。

とはいえ、この映像が貴重なのは確かです。例えば僕はこの映画を観て、「あぁ、アメリカ軍って地上戦弱いんだろうなぁ」と思いました。これは軍事費などをいつまでも睨んでいても持てない感想です。まぁそんな感想持ったところで何にもなりませんが・・・。

それとやはり若者は、大学へ行きたいがために軍隊に入るのは間違いなさそう。もちろん色々な事情がありますが、そういう人は多そう。来るぞ、日本にもそういう時代が。貧困を止めないと。あるいは人口増加を止めないと。

 

あ、話は変わりますが、この映画は渋谷のアップリンクというところで観たのですが、ここもまぁ小さな映画館で、ポレポレ東中野と似た雰囲気でした。悪くなかったです。

ただどうしてでしょう。

ああいうところに来る人はおじさん、おばさんばかり・・・。大学生とかが興味持っても良さそうな映画だと思うのですが・・・。

みんなデートとかで忙しいんすかね。

死ねばいいのに。

 

 

ではまた。

 

 

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2010年4月10日 (土)

映画『アメリカ ―戦争する国の人びと―』

を観ました。

 

これは藤本幸久監督のドキュメント映画で、ベトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争に行った兵士は、なぜ入隊したのか、なぜ現地派遣を拒否したのか、派遣されて帰ってきた兵士はその後どうなったのか、などを、当事者や関係者の証言をメインに描いていました。全8編からなる8時間14分の超長編ドキュメント映画です。

大学へ進学するための学費を稼ぐために軍隊に志願し、でも結局奨学金など得られる者はほんの一部の者だけで、多くのベトナムやイラクへ派遣された者は精神的・肉体的疾患を抱えて帰国し、働くことも教育を受けることもできず、また、医療費も払えず、ホームレスになる。このような帰還兵が100万人はいるとされているようです。映画の後のトークショーで藤本監督が言っていました。ベトナム戦争の帰還兵の中にはもちろん、60歳とか70歳の人もいます。

この現実を僕たちはどう受け止めるべきか。

アメリカはアメリカ?

そんな悠長なことは言っていられないと思います。今日のアメリカは明日の日本です。(このままでは)

自衛隊に入る人は、なぜ自衛隊に入るのか。仕事がないから、という理由はこの日本には本当にないのでしょうか。自衛隊に入って食いつなぐとか、もしかしたらアメリカのように、学費を貯めるために入隊する若者もいるのではないでしょうか。知りませんが。

僕は危機感を持つ必要があると思っています。自衛隊への志願が増えれば、自衛隊に仕事を与える必要がある、と防衛省は考えるかもしれない。そうなれば、何かをきっかけに「戦争」ということにもなりやすい気がするのです。

「考えすぎだよ」

そこら中から声が聞こえる気がします。戦争や貧困については、考えすぎくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか。あ、いや、別に不安や恐怖を煽っているわけではありません。ブッシュじゃないんだから。

ただ、今の日本のままの日本なら、アメリカで起こったことは日本でも起こるぞ、ということです。

だからアメリカを知ることは、日本にとってとてもいいことだと思います。特に、何かと反面教師にしてしまう僕にとっては。

ああはなるまい、ってね。

 

今日から、同じく藤本監督の『ONE SHOT ONE KILL ―兵士になるということ―』が渋谷のアップリンクというところで上映開始されたらしいです。

これは若者たちがどのようにして兵士になっていくかを描いた作品だそうです。新兵を徹底的に疲れさせ、痛めつけ、圧迫して思考を停止させ、徹底的な訓練によって、考えることなく敵を殺せるようにする。そのプロセスを描いているようです。

たぶん観ればげんなりする内容だと思います。でも僕は、時間があれば観てみようと思います。つまり、必ず観ると思います。きっと勝手にへこんで、死にたくなるんだと思います。頑張ります。

 

 

ではまた。

 

 

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